はじめに
今回は、2024春の『青春18きっぷ』を使って、中国地方を旅行してきました。
主は電車や旅行が好きですが、マニアというわけではありませんので、知識の足りなさには目を瞑っていただけると幸いです。
ある程度調べた上、投稿していますが、もし間違い等あれば是非ご指摘コメントお願いします。
乗車列車、旅程
5:23〜7:32 湖山〜伯耆大山 米子行き 山陰本線
7:47〜9:30 伯耆大山〜新見 新見行き 伯備線
10:01〜11:14 新見〜倉敷 倉敷行き 伯備線
11:20〜12:40 倉敷〜糸崎 三原行き 山陽本線
12:53〜14:09 糸崎〜天神川 岩国行き 山陽本線
1本目 山陰本線
出発駅はJR西日本山陰本線に該当します、鳥取県の駅『湖山駅』からです。
鳥取東部の主要駅である、『鳥取駅』より西に一駅進むとこちらの駅となります。
周辺には学校等があり、学生の方の利用が多いようです。
自動改札はなく、2022年3月をもって、有人窓口が終了となり、無人駅となりました。
ですが、2025年にはICOCAの利用ができるようになる予定のようです!
写真は別日に撮影したもので、今回は始発利用のため、タクシー等もいなく、乗車客が数人いるのみでした。
無人駅スタートのため、18きっぷの利用の日付印は、別の有人駅にて押してもらうこととなります。
1本目に乗る列車はこちら!
5:23発 米子行き 普通各駅停車。
車両記号は『キハ47』。主には『40系』と呼ばれています。
ディーゼルエンジンで走る、気動車です。
今回は終点の米子駅ではなく、一つ手前の『伯耆大山駅』にて下車します。
鳥取県を東から西へ、2時間程度かけて横断するような形ですね。走行距離は『83.7km』。
正直、鳥取東部から西部(米子)へ向かうには、車でしたら1時間30分程度のため、車のほうが早いですね。
車内はこのようなBOXシートとなっていて、荷物を置く網棚も設置されています。
乗客は始発ともあって、数人程度でした。
出発して30分ほどで、最初の列車交換(入れ違い)の駅『松崎駅』に到着。
今回乗った、湖山から伯耆大山間は単線区間で、反対側からやってくる列車と入れ違いのために数分の停車をする駅があります。
この他に、由良駅、下市駅、御来屋駅にて列車交換停車がありました。
由良駅は『名探偵コナン』の作者、『青山剛昌』さんのゆかりの地で、コナンや青山さんに関する街並みや展示を楽しむことができます。
こちらは御来屋駅。山陰地方最古の駅で、この駅舎は1902(明治35)年より100年以上使われているようです。
そして到着。山陰本線と伯備線の交わる駅、『伯耆大山駅』です。
後ろには伯備線を走る、最長は出雲市駅〜岡山駅を結ぶ、特急『やくも』号がいました。
すぐ出発してしまったため、列車の顔を撮ることは出来ませんでした。
やくも号は、先日新型車両がデビューしたことで話題ですね。
参照 JRおでかけネット
2024/6/14までは、旧型車両も走るようですので、興味のある方は是非!
7:32 伯耆大山駅 着
伯耆大山駅では貨物駅も併設しており、JRのコンテナがたくさんありました。
ここからは、伯備線に乗って、岡山方面を目指します。
2、3本目 伯備線
2本目はこちら!
7:47発 新見行き 普通各駅停車。
車両記号は『クモハ114』。主には『115系』と呼ばれています。
先頭車両のため、駆動車であり、モーター付きの車両です。
伯備線はかなりの山間部を走る区間ですが、全線電化されています。
今回は伯耆大山駅より、新見駅を経由し、倉敷駅まで、伯備線乗り通しとなっています。
鳥取県西部から岡山県中心部まで、おおよそ3時間かけて向かいます。走行距離は『138.4km』。
車内は先ほど乗ったキハ47と同様なBOXシートにロングシートも併置されている作り。
こちらも朝の早い便のため、乗客はまばらでした。
列車は30分程度で、最初の列車交換駅の『根雨駅』に到着。
伯備線も、一部を除いて単線区間となりますので、入れ違いの停車があります。
この時は新見駅から来た普通列車と列車交換。
伯備線は、列車の走行位置を見ることのできるサイトがあります。
他の路線でも見れる路線がありますので、ぜひ使用してみてはいかがでしょうか。
さらに次駅の『黒坂駅』では、東京からきました、現在日本唯一の寝台列車『サンライズ出雲』との列車交換がありました。
車内からは乗客の乗っている箇所しか見えなかったため、写真は撮らなかったですが、サンライズを初めて見たため、テンションが上がりましたね!
春休み期間だからか、親子連れの乗客が多かったように見えました。
さらに30分程度で、『生山駅』に到着。
ここでは特急やくも号との列車交換。
やくも号はおおよそ1時間に1本の運行ですので、伯耆大山〜新見間を1回でも乗り通せば、列車交換を体験できると思います。
鳥取県との県境を抜け、岡山県に入り、到着したのは『新見駅』です。
新見駅は、岡山北部の主要駅で、先ほど乗ってきました、鳥取(伯耆大山)と岡山(倉敷)を結ぶ『伯備線』、広島(広島)と岡山(新見)を結ぶ『芸備線』、兵庫(姫路)と岡山(新見)を結ぶ『姫新線』の3路線が乗り入れしています。
9:30 新見駅 着
ここで、改札を出る際、18きっぷの日付印を押していただきました。
新見市は、全国初の『選挙電子投票』の街みたいですね。
2002年から2013年まで4回実施しましたが、投票用機器の事業者の撤退もあり、2020年3月で電子投票の条例の廃止となってしまったようです。
新見駅で、30分程度乗り換え待ちの末、3本目はこちら!
10:01 倉敷行き 普通各駅停車。
車両記号は『クモハ226』。主には『227系』と呼ばれています。
こちらも先頭車両のため、駆動車であり、モーター付きの車両です。
これまでの2本と違い、新しそうな列車でした。調べると、2023年7月から運行開始されている車両のようです。
参照 Urara
乗客数は、若干増えた感じはありますが、まだまだ快適。
伯備線では至る所で『撮り鉄』の方々が写真を撮っていました。
6月廃止となる、旧型のやくも号の勇士を今のうちに撮っておこうといったところでしょうか。
30分強で、主要駅の『備中高梁駅』に到着。
この駅からはかなりの乗客の方が乗ってきました。
土日で春休み期間のためでしょうか、若い乗客が大半を占めていましたね。
そして45分ほどかけて終点、『倉敷駅』に到着。
備中高梁、総社駅からたくさんの乗客が乗ってきて、今回の旅行で一番の混み具合だったように感じましたね。首都圏の通勤電車よりはマシですが、BOXシートはパンパン、通路まで乗客が溢れていました。
11:14 倉敷駅 着
倉敷駅からは乗り換え時間6分でした。4番乗り場から1番乗り場へ。普通に移動すれば余裕ですね。自動販売機等で軽い買い物ならできると思います。
ここからは、中国地方屈指の主要路線、兵庫県は神戸駅より結ばれます、『山陽本線』に乗って、広島を目指していきます。
4、5本目 山陽本線
4本目はこちら!
11:20発 三原行き 普通各駅停車。
車両記号は『クハ111』。主には『113系』と呼ばれています。
モーターなしの駆動車ですね。
倉敷駅を出発し、糸崎経由で広島駅の1駅手前の『天神川駅』まで向かいます。
所要時間はおよそ3時間半程度。走行距離は『143.1km』。
乗客数はまずまず多かったです。クロスシートは相席しないと乗れないくらいでした。
40分程度で岡山県を抜け、広島県へ。最初の主要駅の『福山駅』に到着。
ここで乗客の大半は降車していきました。
10分程度停車し、出発。
こちらは、尾道駅手前にある『尾道大橋』。
尾道と向島を結ぶ橋です。広島と愛媛を結ぶ、『しまなみ街道』の起点となっています。
少し進んで、糸崎駅手前の海の景色です。この辺りは瀬戸内海が綺麗に見えますね。
そして糸崎駅に到着!この駅は車両基地が併設されていてかなり線路があります。
12:40 糸崎駅 着
乗ってきた列車は三原行きのため、三原まで乗って行ってもよかったのですが、次に乗る列車は糸崎始発。三原からも同じ列車に乗れますが、始発駅からの方がいい座席に乗れると思い、糸崎での乗り換えとしました。
次の列車の乗り換え時間は13分でしたが、次に乗る列車はすでに目の前のホームに待機していました。
本日最後の列車はこちら!
12:53 岩国行き 普通各駅停車。
車両記号は『クモハ227』。
主に『227系』と呼ばれています。3本目の『Urara』と同系統の車両です。
車内は転換クロスシートとなっていました。
出発すると、すぐに次駅の『三原駅』に到着。
三原駅は広島への別経路、『呉線』の終点駅ともなっています。
ここからの山陽本線は、山がちな区間を通っていきますが、呉線はさらに南下し、海沿いを進んでいく路線です。
呉線もJRのため、18きっぷでも乗ることは可能ですが、山陽本線より遠回りになっているため、所要時間が1時間半ほど長くなっています。どちらを使用するかは、旅行の予定によって検討すると良いと思います。
列車は三原より40分程度で『八本松駅』に到着。
ここから次駅の『瀬野駅』までの、おおよそ10kmの区間を、『セノハチ』と呼び、勾配のきつい区間のため、昔からの難所のようです。
1894(明治27)年に開通され、経済性の優先のため、最短距離で敷設した結果、急勾配の連続する区間となってしまったようです。
過去には急勾配を登るための機関車を、前だけでなく後ろにも取り付けることで、急勾配を進んでいった歴史もあるみたいですね。
今回は下り線のため、急勾配を下っていくこととなりました。
正直、乗っている間はあまり勾配は感じなかったです。
車窓からの景観も道路工事をしていたり、普通に開発が進んでいるなという印象。
過去、苦労して乗り越えていた区間を、普通に進んでいく、列車の進化が進んでいる証拠ですね。
セノハチを抜けると、あとは広島中心部へ進んで行くのみです。
三原にて分岐した、呉線との合流駅、『海田市駅』を通過し、天神川駅へ到着。
14:09 天神川駅 着
なんで天神川?と思われた方もいると思いますが、実は天神川駅最寄りの府中イオンにて映画を観る予定でしたので、天神川駅での降車となりました。
最後に
今回は鳥取から、18きっぷ使用であればおおよそ王道であろう区間を通り、広島まで行くことができました。
5本の列車は遅延も事故もなく、無事到着できたこと、JR西日本には頭があがりません。
次回は広島から、ローカル路線を通り、島根県は出雲市へと向かいます。
『広島から出雲へのローカル線』と聞いて、鉄道好きはどの路線に乗るかピンとくると思います(笑)
ご拝読、ありがとうございました。
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